健康

フェリチン鉄が不足すると隠れ鉄欠乏に…。話題の「フェリチン鉄」について解説します!

「フェリチン鉄」という言葉をご存知でしょうか。フェリチン鉄とは鉄分が貯蔵された状態の「鉄貯蔵タンパク質」のことをいい、肝臓や脾臓、骨髄など体内のあらゆるところに存在しています。体内の鉄分濃度を調節する重要なはたらきをしていて、鉄分摂取について考える上でとても重要なものです。今回は今注目を集めている「フェリチン鉄」について、見落としてしまいがちな鉄欠乏と併せて解説します。

鉄分が不足すると?

鉄はヘモグロビンの材料となり全身に酸素を運ぶ役割を担っています。そのため鉄が不足すると酸素が行き渡らずに貧血やめまい、頭痛といった症状が表れることがあります。特に影響が大きいのは“脳”と言われています。体内に取り込んだ約20%ほどとかなり多くの酸素を脳で消費するので、やる気や集中力にも関わってきます。

また、食生活の関係から日本人は鉄分不足の人が多いと言われていて、普段の食事だけでは必要量を摂り切れていないのが現状です。特に月経のある女性や、成長が著しい乳幼児に多くみられます。乳幼児は一定期間鉄分不足の状態が続くと、落ち着きの無さ、認知能力や学習能力に影響したり、発達障害と診断された方のほとんどは鉄欠乏であるとも言われています。鉄不足は貧血やめまい以外にも様々な問題を引き起こす可能性があります。

鉄分を補給するには

鉄分は体内で合成することができないため、食べ物から摂取する必要があります。鉄分には大きく動物性のヘム鉄(レバーや赤身肉、赤身魚などに多く含まれる)と植物性の非ヘム鉄(ほうれん草や小松菜などに多く含まれる)があります。非ヘム鉄に比べてヘム鉄は5~6倍の吸収率で、ヘム鉄はタンパク質に結合しているのが特徴です。鉄はタンパク質と結合して吸収されるのでヘム鉄の方が吸収率が良いのはこのためです。非ヘム鉄もタンパク質やビタミンCと一緒に摂ることで吸収率を上げることができます。

また、フェリチン鉄はフェリチンと呼ばれるタンパク質に鉄が包まれた状態のものをいいます。フェリチンには過剰に吸収された鉄分を貯蔵しておく役割があり、血液内の鉄分が減少するとリリースして鉄分の濃度を調整します。鉄分不足になるとフェリチン鉄が消費されるため、フェリチン鉄も補う必要があります。血液内の鉄分は足りていてもフェリチン鉄が不足している「隠れ貧血」は貧血予備軍で貧血の一歩手前の状態と言われ、見落としがちで気付きにくい鉄不足です。フェリチン鉄が不足した状態で鉄不足が進行すると鉄欠乏性貧血になってしまうので注意が必要です。

フェリチン鉄補給の重要性

フェリチン鉄は体内への鉄分の備蓄と考えることができ、鉄不足を防ぐためにはしっかりと備蓄を蓄えておく必要があるということです。鉄をたくさん摂取して血液内に過剰な鉄分が流れ出すとフェリチン鉄として体内に蓄積されますが、大豆の鉄分はフェリチン鉄の状態で存在するため、フェリチン鉄の補給において注目を集めています。

鉄不足の症状は徐々に進行するため自覚しづらく周りも見落としがちです。子どもは急速な成長に伴い多くの鉄分が使われます。特に乳児は生後6ヶ月頃には母親からもらった貯蔵鉄が枯渇してしまうため、しっかり栄養が摂れないとすぐに鉄不足になってしまいます。赤ちゃんの内から鉄分補給に関心を向けて意識することがとても大事です。

子どもが何となく不調な時、それはもしかすると鉄分不足のサインかもしれません。健やかな成長に欠かせない鉄分をしっかり摂らせてあげたいですね。

最後に

意識していても子どもに摂らせづらい鉄分を簡単に補給できるよう、LEYONでは鉄分パウダーを開発致しました。オーガニックの大豆由来のフェリチン鉄とヘム鉄が配合されていて、1日あたり5mgの鉄分が摂れます。いつもの食事にサッとかけるだけで味の邪魔をしないので手軽にお使いいただけますよ!ぜひチェックしてみてくださいね。

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