8月は一年の中でも特に暑さが厳しく、各地で真夏日や猛暑日が続く季節です。海や山では夏のレジャーが最盛期を迎え、夏休みには観光客が集まり賑わいます。また、8月中旬には先祖の霊を迎えて供養するお盆があり、多くの人が帰省して家族や親戚と過ごします。月末になると、朝夕にわずかな涼しさが感じられる日も増え、季節は少しずつ秋へと向かいます。夏の思い出を作りながら、自然や家族とのつながりを大切にしたい季節ですね。
8月の自然
葉月(はづき)
8月の和名。由来には諸説ありますが、最も有力なのは「葉落ち月」が転じたという説です。旧暦の8月は現在の9~10月頃で、木々が色づき始めて落葉の季節を迎える時期でした。
百日紅(さるすべり)
7~9月頃にかけて長く花を咲かせる夏の代表的な花木。ピンクや白、紫色の花が真夏の街並みを彩ります。「百日紅」という漢字は、約100日もの間咲き続けることに由来します。
なす
夏から秋にかけて旬を迎える代表的な夏野菜。紫色の皮には「ナスニン」という色素が含まれ、焼きなすや煮びたし、天ぷらなど、夏の食卓を彩る季節の味覚として人気があります。
熱帯夜
夜になっても気温が25℃未満に下がらない現象。睡眠不足や体調不良の原因となることがあるため、エアコンや扇風機を適切に利用し、快適な睡眠環境を整えることが大切です。
8月の行事
お盆
どんな行事なの?
ご先祖様の霊を家に迎え、感謝の気持ちを伝えながら供養する日本の伝統行事です。家族や親族が集まり、お墓参りや迎え火・送り火を行って先祖を偲びます。
どうやって始まったの?
お盆は仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」に由来する行事です。お釈迦様の弟子・目連尊者が、亡き母を救うため供養したという説話が起源とされています。日本では古くからの祖先信仰と結びつき、ご先祖様の霊を迎えて供養する行事として受け継がれてきました。
まめ知識
お盆には、キュウリやナスで作る「精霊馬(しょうりょううま)」を飾る風習があります。キュウリの馬はご先祖様が早く家に来られるように、ナスの牛はゆっくりとあの世へ戻れるようにとの願いが込められています。
8月の記念日
水の日(8月1日)
1977年(昭和52年)に、政府によって制定されました。8月は1年で最も水の使用量が増えることから、水資源の大切さについて国民の理解を深めることを目的としています。現在は水循環基本法にも位置づけられ、国土交通省を中心に啓発活動が行われています。
俳句の日(8月19日)
1991年(平成3年)に、俳人の坪内稔典氏らが「8(は)1(い)9(く)」の語呂合わせから提唱・制定しました。夏休み中の子どもたちに俳句に親しんでもらい、日本の伝統文化を広めることが目的です。この日には、全国各地で俳句大会や俳句教室などが開催されます。
8月の季語
朝顔(あさがお)
朝顔は7月から9月頃にかけて咲く花で、夏を代表する季語です。早朝に美しい花を開き、昼頃にはしぼむことから、はかない夏の風情を象徴する植物として親しまれてきました。代表的な俳句に「朝顔に つるべ取られて もらひ水(加賀千代女)」などがあります。





