「ミルクも飲んだし、おむつも替えたのに!!なんでだろう・・・?」
赤ちゃんは言葉で気持ちを説明できないので、ママやパパが「これかな?」と想像力を働かせてあげるしかないわけですね。
赤ちゃんは泣くのが仕事・・・昔からよく言われますが、連日続く赤ちゃんの「夜泣き」に疲労困憊しているパパやママも少なくありません。慢性的な睡眠不足や疲れがたたって、楽しんで育児ができなくなるばかりでなく、パパやママ自身が体調を崩すこともあります。
ここでは、夜泣きの原因と、対策について紹介します。
夜泣きの主な原因とは?
夜泣きのメカニズムはいまだはっきりとは解明されていませんが、
夜泣きの原因と考えられているのは次のようなものがあります。
身体的な不快感
赤ちゃんはさまざまな身体的不快感を訴えていることがあります。
例として主に挙げられるのが以下のパターンです。
- 空腹、のどの乾き
- おむつのムレ、服の肌触りが気持ち悪い
- 暑い、寒いなど体温の変化
- 湿疹がかゆい、鼻が詰まっている、歯が生えかけでムズムズする
睡眠のリズム
赤ちゃんは新生児期には昼夜の区別なく2~3時間おきに目覚めますが、生後4ヶ月を過ぎると、2~3歳にかけて次第に大人と同じ睡眠サイクルに近付いていきます。
しかしまだ発達段階のために切り替えがうまくできず、眠りが浅く目覚めやすい上に、睡眠リズムも不規則になりやすいために夜泣きするという説が有力視されています。
情緒の発達
人が夜眠っているあいだ、脳内ではその日のできごと(情報)を整理して定着させる作業が行われています。
赤ちゃんもこれを繰り返して情緒や精神が発達していきますが、日中にとくに怖いこと・目新しいことがあった日や、寝る直前に興奮しすぎた日は、情報の処理が追いつかず夜中に目覚めて泣いてしまうともいわれています。
先輩ママ直伝!夜泣き対策
赤ちゃんの夜泣きは、「こうすれば泣きやませることができる」という確実な方法はありません。
ママやパパなりにいろいろやってみているうちに、赤ちゃんは寝入ってしまうことが多いのだそうです。
夜泣きはときがくれば治るものです。次のようなことを試してみましょう。
生活リズムを整える
実は一番大事なのは朝に起きて、夜になったら眠るという生活リズムを整えること。
生活リズムをつくるのは、赤ちゃんではなく大人の役目です。
以下の習慣を試してみましょう。
- 朝は7時頃までには起こす
- 毎日同じ時間にカーテンを開けて朝日を浴びさせる
- 昼間は良く遊ばせて、お昼寝はほどほどに。
- 寝支度を調えた後は、絵本を読んだり子守歌を歌う
日々の繰り返してルーティンにすると、自然とぐっすり眠りにつけるようになります。
抱っこの前に寝かせたまま声かけしてみる
昔は赤ちゃんが夜泣きすると、すぐに抱っこしてあげることをすすめられていましたが、そうしてしまうと、抱っこに慣れてしまい、抱っこしないと眠れなくなってしまうこともあるといわれています。
先輩ママの夜泣き対策としておすすめされているのは下の通りです。
ぜひ試してみてください!
- すぐには抱っこせず、寝たままの状態でやさしく声をかける
- おなかをそっとトントンしてみる
- それでも泣きやまないときは、抱っこする
- それでもダメなときは、抱っこしたまま少し部屋のなかを歩く
赤ちゃんは、夢を見て泣いたり、自分の寝言で泣いてるだけの場合もあるので、意外とすぐに泣きやむこともあります。
音や音楽など聞かせてみる
赤ちゃんはママのお腹の中にいたときに聞いた音と似た音を聞くと泣き止むことがあります。
有名なのは、ビニール袋のガサガサ音、水が流れる音、テレビのザーザー音などが挙げられます。
食事で積極的にタンパク質を!
赤ちゃんに限らず、人間はメラトニンというおやすみホルモンの働きでねむります。
このメラトニンの材料となる栄養素がタンパク質です。
積極的にタンパク質を取り入れることで、おやすみホルモンを体内で作り、ぐっすりとした快眠へと導いてくれます。
離乳食デビューをしたら、タンパク質を摂りいれることを心がけましょう。
夜泣きは必ず終わりがくる
夜泣きはいつか終わる時がくる…と頭では分かっていても、その最中は先が見えずに辛いですよね。
睡眠のサイクルは個人差がとても大きいですが、先輩ママからは「必ず終わります!懐かしく思い出す日がくることを信じて」というアドバイスが多く寄せられています。
どんな赤ちゃんの夜泣きにも効く特効薬は残念ながらありませんが、今回紹介した対策で使えそうなものがあればぜひ試してみて下さいね。