子どもの偏食は多くの家庭で悩まれている問題かと思いますが、みなさんの家庭ではどんなお悩みがございますか。子どもの健康な生活や発達において、バランスの取れた食生活が欠かせないかと思いますが、好き嫌いで食べ物を拒んでしまう子どもが増加しているため、とても難しいですよね。今回、お子様の偏食のお悩みが少しでも和らげられるきっかけにつながればいいなと思います。
なぜ偏ってしまうの?
食事の環境
家庭の食事環境や食事習慣も影響すると言われています。例えば、親が偏食である場合、子どもも同じような食習慣を持ちやすいです。また、テレビやスマートフォンを見ながらの食事は集中力を欠き、食欲を減退させる原因に繋がるかもしれませんね。
成長・発達段階
成長段階によっても偏食は異なるかもしれません。成長していくにつれて美味しい!思っていたのが「あれ?なにか違う」など敏感になってくるのかもしれません。例えば、幼児期には自己主張が強くなるため、自分の好みに固執することがあります。また、反抗期には親の指示に逆らうために偏食が顕著になることもあります。
味覚の発達
子どもの味覚は大人とは異なり、非常に敏感です。苦味や酸味を特に嫌がる傾向があり、新しい食べ物に対する抵抗感が強いことがありますね。
心理的要因
食べ物に対するトラウマや過去の体験も偏食の原因につながると言われています。苦手な食べ物を無理やり食べさせられて苦手になってしまったことや口に残った味や見た目が苦手になったきっかけなど様々な原因があるかもしれません。
偏食による影響は?
偏食が続くと、栄養バランスが崩れ、子どもの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
発育・発達の遅れ
バランスの取れた食事ができないと、成長や発達に遅れが生じる可能性があります。特に骨の発達にはカルシウムが不可欠ですが、乳製品を嫌がる子どもには不足しがちになるかもしれません。
栄養不足
特定の食材(苦手なお野菜)を避けることで、必要な栄養素が不足するリスクがあります。例えば、野菜を食べない子どもはビタミンやミネラルが不足しがちになるかもしれません。
体重増減
偏食により、必要なカロリーを摂取できない場合は体重が減少し、逆に高カロリーの食品ばかりを好む場合は肥満のリスクが高まり、不健康になってしまう可能性があります。
学習能力・集中力の低下
栄養不足は脳の働きにも影響を及ぼし、学習能力や集中力の低下を招くことがあります。特に朝食を抜くことで、午前中の授業に集中できなくなる子どもが増加すると言われています。
改善策はどんなことがあるだろうか?
食事の楽しさを知るきっかけづくり
食事を楽しい時間と感じてもらうことが大切です。家族で一緒に食事を楽しんだり、子ども自身が料理に参加することで、食べ物に対する興味が湧いてくるかもしれません。
ポジティブに物事を考える
両親がネガティブな反応を示さないこともひとつの方法につながるかもしれません。食べ物を無理に強制するのではなく、褒めて励ますことで、子どもが自主的に食べる意欲を持つように促すこともとても大切ですね。
少しずつステップアップ
いきなり多くの新しい食べ物を食べさせるのではなく、子どもの食べる量に合わせたり、体調がいいときに少しずつ試してみることが効果的です。例えば、苦手な野菜を細かく刻んでスープに混ぜるや野菜と気付かれないようにアレンジして徐々に慣れさせる方法もありますね。
食事のラインナップを増やす
同じ食材でも調理法を変えることで、子どもが興味を持つことがあります。例えば、蒸す、焼く、炒めるなど、さまざまなお料理を食卓に並べてみると、子どもが食べれる方法が見つかるかもしれません。
食事の環境を整える
食事の際には、できるだけテレビやスマートフォンを避け、食事に集中できる環境を整えることが大切です。また、規則正しい食事の時間を設けることで、リズムが整い、食欲が安定し、さらに家族で食卓を囲むことで食事に対する気持ちが高まるかもしれません。
まとめ
子どもの偏食は多くの家庭で直面する課題ですが、適切な対策を講じることで改善が可能です。小さなステップから始め、楽しい食事の時間を提供し、親がポジティブな態度で接することが重要かと思います。また、地域の管理栄養士さんやお料理教室に通ってみて、親子で協力しながらバランスのとれた食事を心掛けてみましょう!
子どもノートでもレシピを更新しているので、ぜひご活用ください(^O^)