会報誌

子どもの「運動能力」について【つくし会コラム】

勉強中のこども

今号では、子どもの「運動能力」について考えます。

現代の子ども達の運動能力

昨今、街中で子ども達が走り回って遊んだり、はしゃいだりする声が聞こえることがめっきり少なくなりました。都市部では自然も少なくなり、野山を駆け回っていれば、知らず知らずに体力が身につくという時代ではなくなってしまったかも知れません。

このような環境下では、親子で家庭内や近隣で効率的に運動能力を身につけることができる「コーディネーショントレーニング」がおススメです。

コーディネーショントレーニングって?

コーディネーショントレーニングとは、脳からの神経伝達を指先まで行き届かせることを主眼におき、自分の体が思い通りに動くように運動神経を鍛えるものです。キャッチボール等の外遊びもありますが、つま先立ちや片足でバランスを取るといった、ご家庭で簡単に取り組めるメニューも存在します。中でも、ジャンケンを使ったゲームは、家族で楽しく取り組むことができます。あらかじめ「負け」「勝ち」を決めておき、後出しジャンケンに素早く反応できるか。親が手・子どもが足でジャンケンをするなど、工夫によって沢山のトレーニングを生み出すことができます。

勉強中のこども

グラフに示しているように0~5歳は、脳や脊椎などの神経系統が成人期の約80%にまで発達するゴールデンエイジと言われています。この時期にコーディネーショントレーニングによって、子ども達が考えや指示通りに身体を動かせる力を身につけることはとても重要だと思います。

つくし会
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