遊び

ごっこ遊びのメリットって何だろう?大人はどうやって関わっていけばいい?

おままごとやヒーローごっこ。こどもの頃、私たちも幼稚園や保育園のお友達と楽しんでいたかと思います。

それは、私たちのこどもだって同じことです。大人の真似をして遊んでみたり、おままごと家族を再現したりこどもの遊びにも様々なバリエーションがあります

中には、私たち大人が付き合わされるものもしばしば…(笑)

こどもの成長とともに変わっていくごっこ遊び見立て遊びを私たちはどう見守っていけばいいのでしょうか?

見立て遊びからごっこ遊びへ…変化でわかるこどもの成長

こどもは1歳を過ぎたあたりから見立て遊びを始めます
例えば、積み木を電話に見立てて話す
これは積み木を電話と想像して行う見立て遊びです。

このように、見立て遊びは、近くにいる大人がしていたことを想像してそれを真似ることから始まります

さらに成長すると、友達も巻き込んでおままごとを始めたりして、ごっこ遊びの中に社会性が伴うことが増えていきます

最初は周囲の大人がごっこ遊びを手伝ってあげたりする場面も出てくるかもしれませんが、こどもの成長とともにそれもなくなっていくことがほとんどです。

ごっこ遊びで身に付く能力

記憶力・観察力

ごっこ遊びをするためには、遊びの対象となる出来事や仕草を覚えなければなりません。また、それを獲得するために対象を観察する能力も必要です。

この2つが土台となってごっこ遊びは始まります

想像力・創造力

「くまのぬいぐるみが喋る」「自分が戦隊モノのヒーローになる」というように現実では起きないことを想像するのがごっこ遊び

またこどもたちが自分たちで架空の世界をつくって遊ぶような創造力を育む場面も出てきたりします。

社会性・コミュニケーション能力

お友達と一緒にごっこ遊びをするようになると、必然的に会話で相手との意思を通わせる場面が出てきます。そこで、相手がこう言ったから自分はこう発言しよう、こう行動しようと相手のことを考えることが出てきます

こうした相手とのやり取りによりごっこ遊びの中で意思疎通の方法や社会性を身につけます

例えば、おままごとでお母さん役の子から料理をして欲しいと言われたけど、道具がどこにあるかを聞くこともコミュニケーション能力の向上に一役買っています

心の発達

社会性が形成されてくると、こどもはごっこ遊びの中でも相手のことを考えて遊ぶようになります。他人の目線から物事を捉えることで相手が何を求めているのかを考えて行動できるようになり、それが心の発達につながるのです。

ごっこ遊び相手を想像して自分の考えを実現することで展開されるので、ごっこ遊びをしてきたこどもは問題解決能力やコミュニケーション能力が高くなる傾向があります!

親や周囲の大人はこどものごっこ遊びにどう関わっていけばいいの?

見立て遊びごっこ遊びとはいっても、こどもの年齢によって遊びの種類は変わりますし、大人の役割も変わっていきます

見立て遊びには身近なものを用意する

1歳から2歳ごろの見立て遊びには、こどもが想像力を働かせやすいものを準備してあげると良いでしょう。例えば、ぬいぐるみとおもちゃのスプーンを用意してあげるとこどもはぬいぐるみに食べ物をあげる仕草をして遊びますよ♪

最初のごっこ遊びは大人がサポートしてあげる

3〜4歳ごろからいよいよ本格的なごっこ遊びが始まります

同じ空間で多くのこども達が遊ぶ場合は物の取り合いや役の取り合い、それが発展してケンカが起きてしまうこともあります。

それぞれのグループが気持ちよく遊べるように順番を守ることや相手を傷つけないことを教えたりすると良いでしょう!

こども中心のごっこ遊びへ

5歳ごろからはこども達自身でルールを決めてごっこ遊びをすることが増えていきます。私たち大人は様子を見る程度で大丈夫です。

また、この頃から遊びにリアリティを求めることが増えてきます。おままごとをしたい年頃になったらその遊び道具を揃えてあげることで、遊びの中で創造力が身につきます♪

まとめ

見立て遊びを始めたこどもを見て記憶力が育っていることが読み取れたりすると嬉しいですよね!

保育園など他のこどもと触れ合うことが増えるとおままごとをはじめとしたごっこ遊びを通して社会性が身についていって心が豊かになっていきます

私たち大人は、こどもの年齢や成長に合わせて彼らのごっこ遊びをサポートしてあげましょう!

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