健康

「乳歯は多少虫歯になっても大丈夫」は間違い!乳歯にも丁寧なケアが必要な理由

乳歯は抜けていずれ永久歯に生え変わるし少しくらい虫歯になっても大丈夫では?とお考えの方、それは大きな間違いなんです。乳歯は顎の発達や発語に関係するなど、子どもの成長にとって重要な役割を担っています。また、乳歯が正しく生え変わらないと永久歯にも大きく影響を与えることになります。だから乳歯は虫歯になっても大丈夫というわけでは全くありません。今回は、乳歯の役割や乳歯が永久歯に及ぼす影響について解説していきます。

乳歯が果たす役割

乳歯はおおよそ3歳頃までに通常上下合わせて20本生えます。子どもの顎は小さいので大人よりも少ない本数です。乳歯は生え始めから永久歯に生え変わるまでの10年以上もの間、子どもの口の中で様々な役割を果たします。

顎の発達をサポート

健康な乳歯でしっかり噛むことは、顎の正しい発育を促し口周りの筋肉も発達させます。身体の成長や歯が生えるにつれて食べられるものが増え、奥歯が生えてくると噛み合わせも安定するようになっていきます。また、よく噛むことは食べ物の消化吸収にも繋がるので、身体全体の成長にとっても大きな役割を担っているといえます。

正しい発音ができるようになる

虫歯によって歯が欠けていたり抜けていると、舌や唇がおかしな動きをしてしまい正しい発音ができません。前歯が生え変わる頃に「さしすせそ」がうまく言えなかった記憶はありませんか?他にも歯痛や口内炎でうまく喋れず滑舌が悪くなった経験がある方も多いのではないでしょうか。言葉が成長する時期にきちんと発音ができない口内状態だとおかしな発音が癖になって定着し、永久歯に生え変わっても治らずにずっとそのままということも多いようです。

永久歯を正しく導く

・歯並びを整える

乳歯のすぐ下には永久歯があり、乳歯は永久歯が正しい場所に生えるよう誘導しています。場所取りの役割を担っているため早々に乳歯を失ってしまうと、正しい位置に永久歯が生えずスペースが足りなくなってしまったり嚙み合わせが崩れてしまいます。また、虫歯の治療などで乳歯の神経を取ってしまった場合、生え変わりの時期になっても乳歯の根が溶けず、永久歯がその乳歯を避けるように生えたり骨の中に埋まってしまうことがあります。このように、乳歯を健康に保つことは永久歯の歯並びにとってとても重要な事です。

歯並びが悪くなると見た目の美しさに影響するだけではなく、歯磨きが困難になることで虫歯や歯周病になりやすくもなります。噛み合わせがおかしくなることで一部の歯に負担がかかり歯の寿命が短くなったり、一方だけで噛む癖がつくと顔の歪みに繋がることもあります。正しい歯並びは永久歯を健康に保つうえで欠かせない要素なんです。また、歯並びの矯正治療は高額で時間もかかるうえに痛みも伴うので、乳歯の内から永久歯が正しく生えるようサポートしてあげたいですね。

 

・健康な永久歯を形成する

永久歯は上に生えている乳歯の根を吸収しながら生えてきます。乳歯が虫歯だとその影響を受け、不完全な形や変色した永久歯になってしまうことも。また、乳歯の虫歯を放置していると口内に虫歯菌が増え続け、他の歯も虫歯になりやすい環境になります。生えたばかりの永久歯は表面のエナメル質が弱く虫歯の進行が早い状態なので、特に生え変わりの時期はさらに注意が必要です。

最後に

乳歯を健康に保つことの重要性はお分かり頂けましたでしょうか。乳歯が虫歯になってしまうと様々な事に影響を及ぼす可能性があります。乳歯の健康を守るためには乳歯が顔を出したその時からの丁寧なケアがとても大事です。虫歯にならないよう日々の歯磨きを丁寧におこなうこと、もし虫歯になってしまっても放置せずに早めに治療することを心がけましょう。お子さまの歯の健康を守ってあげられるのはママとパパだけですよ!

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