健康

鉄分が不足すると脳に影響が?!鉄分のはたらきと脳の関係について

鉄分は広く知られているように身体中に酸素を運ぶ役割を果たしますが、その他にもアミノ酸による神経伝達物質の合成をサポートするなどのはたらきがあります。鉄分は脳のはたらきに大きく関係がある栄養素の一つです。2歳以下の子どもで鉄欠乏状態が3ヶ月以上続くと、認知能力、運動発達、社会性や情緒発達に影響がある可能性があると言われています。今回は鉄分と脳の関係について解説していきます。

脳は身体全体の20%の酸素を消費する

脳は新生児で400g程度、成人になると1200~1400g程度になります。体重の2%程度ですが酸素の消費量は全体の20%ととても多くを消費します。また、筋肉とは異なり酸素を貯蔵しておくことができないため、脳には常に酸素を送り続ける必要があります。脳が酸素無しでも生きていられるのは3~4分と言われており、脳は酸欠に弱くとても影響を受けやすいといえます。日常において鉄分が不足すると脳に充分な酸素が送られなくなり、眠気を感じたりぼーっとするなど、パフォーマンスが低下することに繋がります。

脳が正常に働いていない状態では学習効率が悪くなってしまいます。さらに全身で鉄分不足になると、貧血や倦怠感、だるさなども引き起こすことになり悪循環に陥ってしまいます。

鉄分は神経伝達物質の合成をサポートする

トリプトファンからセロトニン、フェニルアラニンやチロシンからドーパミンを合成する際に補酵素としてはたらく鉄分が必要です。神経伝達物質は神経細胞同士が情報をやり取りする接点のようなもので、これらのはたらきによって情報が処理されて神経系の正常な機能が保たれています。

・ドーパミン

多くの生命活動や運動機能に関与していて、やる気や幸福感、快楽を得られる神経伝達物質です。不足するとやる気や集中力の低下を引き起こします。逆にドーパミンが過剰になると過覚醒の状態になり、何かに依存したり統合失調症になる可能性があります。

・セロトニン

幸せホルモンともいわれ心を安定させる神経伝達物質のことです。セロトニン不足になると不安やうつ、パニックなど心の症状を引き起こします。うつ病は脳内のセロトニンが不足することが原因だと考えられていて、抗うつ薬はノルアドレナリンやセロトニンに作用することで、うつ病の症状を改善していきます。また、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料でもあり、セロトニンの不足は睡眠にも影響します。

神経伝達物質は複雑に関わり合ってバランスを保っています。どれかが不足したり過剰になるとバランスが崩れて様々な症状を引き起こすことに繋がります。よって脳が正常なはたらきをするためには鉄分が欠かせず、発達段階で不足状態が続くと脳の機能に影響が出る可能性があるということになります。

子どもの鉄不足について

実際に発達障害の子どもに鉄分や神経伝達物質の材料であるタンパク質を意識した食事をおこなったところ、症状に改善傾向がみられたという話もあります。身体は食べたものでできていると言われる通り、脳も身体の一部であるように普段の食事がとても大切です。特に大きく発達する子どものうちはより一層意識する必要があります。

赤ちゃんは生まれてすぐは母親からの貯蔵鉄で鉄不足になることはありませんが、生後半年を過ぎると枯渇してしまいます。その後は母乳中の鉄分も減少していき、離乳食できちんと鉄分を摂取できないとどんどん不足してしまう事になります。偏食などで食べられるものが限られたり、少食だと鉄不足が深刻になってしまう可能性も。赤身の肉や魚など鉄分が多く含まれるものを意識して摂らせるようにしましょう。

鉄分摂取についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
『子どもの鉄分不足に注意!「やる気」や「集中力」との関係』

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