会報誌

親子で季節を楽しもう! ~10月~

10月になると、厳しい暑さがやわらぎ、秋らしい爽やかな気候が広がります。空気が乾いて澄み、「秋晴れ」と呼ばれる気持ちのよい青空に恵まれる日も増えてきます。朝晩と日中の寒暖差が大きくなるのもこの時期の特徴。一部の地域では、木々が赤や黄色に色づき始め、少しずつ紅葉の便りも届くようになります。稲刈りや秋祭りなど、豊かな実りに感謝する行事も各地で行われ、日本の自然と文化の両面から「実りの秋」を感じられる季節です。

10月の自然

神無月(かんなづき)

10月の和名。「神を祭る月」を意味する「神の月」が変化したという説や、全国の神々が出雲に集まり、各地からいなくなるため「神無月」と呼ぶようになったという説が有力です。

キンモクセイ

秋の訪れを告げる代表的な花の一つ。9月下旬から10月ごろ、小さなオレンジ色の花を枝いっぱいに咲かせます。甘く豊かな香りが特徴で、街路樹や庭木としても親しまれています。

栗

9月から10月ごろに旬を迎える秋の味覚。ほくほくした食感とやさしい甘みが特徴で、栗ごはんや和菓子など楽しみ方もさまざま。炭水化物、ビタミンC、食物繊維なども豊富です。

秋晴れ

秋に見られる爽やかな晴天のこと。秋は大陸から乾いた高気圧が日本を覆うことがあり、青空が広がります。夏に比べて湿度が低く、遠くの景色までくっきり見えやすいのも特徴です。

10月の行事

ハロウィン

どんな行事なの?
毎年10月31日に行われる行事で、魔女やおばけなどに仮装したり、カボチャを飾ったりして楽しみます。子どもたちがお菓子をもらう「トリック・オア・トリート」も有名です。

どうやって始まったの?
古代ケルト人の祭り「サウィン(サムハイン)」が起源とされています。古代ケルトでは10月31日が一年の終わりとされ、この夜には死者の霊が現世に戻ると信じられていました。その後キリスト教文化と結びつき、仮装やお菓子を楽しむ現在のスタイルに発展しました。

まめ知識
ハロウィンの象徴といえば、カボチャをくり抜いて作る「ジャック・オー・ランタン」。実は、ケルト人が魔除けとして使っていたのはカボチャではくカブだったとか。ハロウィンがアメリカに伝わると、現地で手に入れやすいカボチャが使われるようになりました。

10月の記念日

世界動物の日(10月4日)

動物の愛護や保護について考える日。1931年にイタリア・フィレンツェで開かれた国際的な動物保護に関する会議をきっかけに広まったとされています。現在では、世界各地で、動物福祉や絶滅危惧種の保護などについて考えるさまざまな活動が行われています。

目の愛護デー(10月10日)

1931年に「視力保存デー」として始まり、1947年に現在の名称になりました。10月10日が選ばれた理由の一つは、「10」を横にすると眉と目の形に見えるためなのだとか。この日には、目の健康について考えてもらうため、全国各地で啓発活動などが行われます。

10月の季語

紅葉(もみじ/こうよう)

木々の葉が赤や黄色に色づく様子を表す晩秋の季語で、日本の秋の美しさを象徴する言葉の一つ。代表的な俳句に「山くれて 紅葉の朱を うばひけり(与謝蕪村)」など。山に日が暮れ、鮮やかだった紅葉の赤色が闇に消えていく様子が印象的に表現されています。