会報誌

親子で季節を楽しもう! ~6月~

6月は梅雨の季節を迎え、しとしとと降る雨が日常の風景となります。湿度が高く過ごしにくい日が続きますが、青や紫、ピンク色に美しく咲き誇るあじさいなど、梅雨ならではの景色が私たちの目を楽しませてくれます。また、冬服から夏服へ入れ替える“衣替え”の習慣があり、夏に向けて少しずつ準備を始める節目の時期でもあります。雨音に耳を澄ませたり、変わりゆく季節を感じながら、家族でゆったりと過ごす時間を大切にしたいですね。

6月の自然

水無月(みなづき)

6月の和名。「無」は“ない”ではなく、「〜の」という意味をもつ言葉で、「水の月」という意味になります。田んぼに水を入れる時期に由来し、梅雨の季節の様子を表しています。

あじさい

日本を代表する初夏の花。土の性質によって、青や紫、ピンクなどに花の色が変わるのが特徴です。寺院や公園などで多く見られ、梅雨の季節を象徴する花として親しまれています。

びわ

5〜6月頃の初夏に旬を迎える果物。やさしい甘さとみずみずしい果肉が特徴で、後味はさっぱりとしています。βカロテンやビタミンCを含み、体調を整える効果も期待されます。

梅雨前線(ばいうぜんせん)

太平洋側の暖かく湿った空気と、オホーツク海側の冷たい空気がぶつかってできる停滞前線のこと。6月頃に日本列島付近に長く居座り、雨雲が発達して曇りや雨の日が続きます。

衣替え

どんな行事なの?
季節に合わせて衣服を入れ替える習慣のこと。6月1日と10月1日が目安とされ、6月は冬服から夏服へと替えるタイミング。学校や企業では制服の切り替え日としても定着しています。

どうやって始まったの?
衣替えの起源は、平安時代の宮中で行われていた「更衣(こうい)」という行事です。季節の節目に合わせて装束を替える儀式で、旧暦に基づいて行われていました。この習慣はやがて武家や庶民にも広まり、明治時代以降、現在のように6月と10月に定着していきました。

まめ知識
欧米でも季節ごとに服を入れ替えること自体はありますが、決まった日ではなく、気温に合わせて個人の判断で自然に切り替えるのが一般的です。一斉に衣替えをする日本の文化は、「季節感を共有する文化的な行事」という点で、少しユニークな存在だと言えそうですね。

6月の記念日

気象記念日(6月1日)

1875年(明治8年)6月1日、現在の気象庁の前身である東京気象台が設立されたことを記念して、1942年(昭和17年)に制定された記念日。気象庁では、毎年この日に合わせて記念式典が催され、気象業務に功績のあった団体・個人に対して表彰が行われます。

虫歯予防デー(6月4日)

「6(む)4(し)」という語呂合わせから生まれた記念日で、毎年この日には日本全国でお口の健康に関する啓発活動が行われています。また、厚生労働省や日本歯科医師会を中心に、「歯と口の健康週間(6月4日〜10日)」としても広く取り組まれています。

6月の季語

蛍(ほたる)

初夏の夜に、淡く光る蛍が静かな水辺に舞う姿は幻想的で、昔から多くの俳句や和歌に詠まれてきました。短い命の輝きから、はかなさや美しさを表す季語として親しまれています。代表的な俳句に「蛍火の 昼は消えつつ 柱かな(松尾芭蕉)」などがあります。