会報誌

【4月】幼児期に大切なのは「できる力」より「育つ力」

4月は進級・入園を迎え、子どもが新しい集団生活に入る大切な節目です。将来の進学を見据えると、文字や数の学習を早く始めることに意識が向きがちですが、幼児期に最も重要なのは「学ぶ土台」を整えることです。この土台とは、集中して話を聞く力、最後までやり抜く力、自分で考え行動する力といった非認知的な力です。これらは、後の学力を支える大きな要素となります。

ご家庭で実践しやすいポイントは三つあります。

一つ目は、「指示を一度で聞く習慣」を育てることです。短く具体的に伝え、できたらすぐに認めましょう。聞く力は学習の入り口になります。

二つ目は、「身体づくりをする」ことです。しっかり歩く・走るといった基本的な身体活動は、集中力や脳の働きと深く関係しています。また、良く食べる習慣を作ることも大切です。

三つ目は、「自分でやり切る経験」を増やすことです。途中で手を出しすぎず、最後までやり抜く経験を積ませることで、粘り強さが育ちます。

つくし会では、「やれば、できる」という実感を大切にし、結果だけでなく過程を認めながら次の挑戦へとつなげます。進学準備とは、知識を先取りすることではなく、学び続ける力を育てることです。4月は、その基盤を築く最適なスタートの時期といえるでしょう。