8月は猛暑日を記録する日が増え、夏真っ盛りの毎日が続きます。夏休みには帰省や旅行に出かける方も多くいらっしゃることでしょう。夏祭りや花火大会、プールや海水浴など、夏らしいレジャーやイベントも多い8月。熱中症対策を万全にしつつ、全力で楽しみたいものですね。また、キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、トウモロコシなど、水分をたっぷり含んだ夏野菜がおいしい季節でもあります。舌で季節を感じてみるのもおすすめです。
8月の自然
ひまわり
夏を代表する花の一つで、大きなものでは3メートルほどにまで成長します。大きな1つの花のように見えますが、実は多くの花が集まって1つの花の形を形成しています。
かぶとむし
夏の林にいる昆虫で、オスには長い角があります。樹液を吸うため、クヌギやヤナギ等の木に集まります。土の中で幼虫として長く過ごし、短い期間だけ成虫として地上で過ごします。
すいか
体を冷やす働きがあり、90%以上が水分なので、真夏の水分補給におすすめ。真ん中に近づくほど甘くなるため、放射状にカットするとバランスよく食べることができます。
にゅうどうぐも
入道雲(にゅうどうぐも)は、夏によく見られる大きくもくもくとした雲のこと。この雲は雷雲(らいうん、かみなりぐも)とも呼ばれ、雷や激しい雨を降らせることがあります。
8月の行事
お盆
どんな行事なの?
お盆は、亡くなった先祖の霊を家に迎え、供養する行事。霊の足元を照らすために家の前で迎え火や送り火を焚いたり、花や果物、キュウリで作る馬とナスで作る牛を供えたりします。
どうやって始まったの?
お盆という名称の由来である仏教行事「盂蘭盆会」の始まりは、釈迦の弟子の一人が、地獄で苦しむ母を救うために先祖の供養を行ったこと。一方、日本には古くから夏期に祖霊を祀る習慣があり、こうした風習と仏教の考えが混ざり合って現在のお盆として定着しました。
まめ知識
キュウリで作る馬とナスで作る牛には、「ご先祖様の霊が、足の速い馬に乗って少しでも早く帰って来てくださるように」、また「帰りはたくさんの供え物を牛に乗せて、ゆっくりとあの世へお戻りください」という意味が込められていると言われています。
8月の記念日
バナナの日(8月7日)
バナナの輸入調査統計や知識普及などの活動を行う、日本バナナ輸入組合が制定した記念日。日付は、 と読む語呂合わせから。健康に良いとされるバナナを食べて、暑い夏を元気に乗り切ってもらいたいとの思いを込めて制定されました。
道の日(8月10日)
道路の意義・重要性に対する国民の関心を高めるため、建設省(現在の国土交通省)が制定。日付は、1920年8月10日に、日本で初めて長期の道路整備計画が実施されたことにちなんでいます。毎年、全国各地でマラソンやウォークラリーなどのイベントが実施されます。
8月の誕生石
ペリドット
「ペリドット」は、「宝石」を意味するアラビア語の「faridat」に由来します。古代や中世の時代から多くの文化で貴重なものとされ、中世ヨーロッパでは聖杯や教会で悪霊や夜の恐怖を追い払う、魔よけとして使用されていたそうです。