会報誌

豊かな心を育めるかも!?「応援する」ことが秘めた本当のパワー【つくし会コラム】

素直に人を応援できる時っていつだろう?

今回は誰かを「応援すること」がテーマです。子ども達が学び舎で仲間に対して、「頑張れ!」と声を掛けること、スポーツを観に行って、選手やチームに声援を送ること、親子・兄弟姉妹が頑張っていることに温かいメッセージを届けることなど、日常生活の中には、応援したり、励ましたり、支援したりすることが多々あるはずです。

しかし、自分がうまくいっていない時には、気持ち良く応援できないことがあるかもしれません。「あの子はいつもうまくやって羨ましい」「あいつばっかり、ずるい!」と考えるようになると自身の自己肯定感も下がってしまう可能性があります

人に対してどんな気持ちを抱いていますか?

そんな時に知っておきたいのが、心理学における「ミラーイメージの法則」です。ミラーイメージの法則とは、「相手に向けた感情や思考が、そのまま自分に跳ね返ってきて自らの思考や行動に影響する」という考え方です。

ゴルフのタイガー・ウッズ選手や水泳のイアン・ソープさん(オリンピックで5個の金メダル)は、日常的にミラーイメージの法則を意識していたと言われています。幼少期のお子様に意識させることは難しいと思いますが、親自身が周囲の人達を認め、賞賛や拍手を送り、親子がいつもポジティブな思考でいることが自分達の豊かな生活につながるのかもしれません。

ポジティブの一歩目は他者を認める清らかな心から

実業家の稲盛和夫さんは、著書の中で以下のようにつづっています。

「善き思いを抱き、善きことを実行すれば人生はよい方向に変わっていくし、悪い思いを抱き、悪いことをすれば人生は悪い方向に変わっていく。もともと持っていた運命がどうであれ、それは変わっていくものであり、運命は決して宿命ではないのだ。」

幼少期から常に前向きな思考で他者を応援し、潔い思考で過ごすことが明るい人生を過ごすための方法論と言えそうです。

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