純粋な子どもにはどう対応したらいいの?
今回は、子どもの頃の対人関係における原体験について書きたいと思います。皆さんは、今でも忘れられない幼少期の他者とのやり取りが存在するでしょうか。
小さい子どもは、生活の中の様々なコミュニケーションから嬉しいこと、悲しいこと、様々な事象を鋭い感性でインプットしています。相手の応対や言葉が長い間、記憶に残ることもあるはずです。
そんな時、子どもは純粋に自分の気持ちを表現するでしょう。もしかすると、泣いたり、怒ったり、感情を爆発させることもあるかも知れません。保護者はどのように接し、声がけをするべきでしょうか。「我慢しなさい」「あなたが悪い」といった、感情を逆なでするような言葉は、怒りや悲しみを増長してしまい、逆効果です。
子どもの感情を整理してあげましょう
まずは、なぜそのような心境に至ったのか?相手に対して、具体的にどのような感情を抱いたのか?ということを一緒に考えることが重要だと思います。そこには、必ず意味や理由が存在し、自分の意図や大切にしていることが見え隠れすることがあるはずです。それこそが、後々の自身が大切にする行動指針や哲学につながると考えられます。
私たちの手で子どもの自己理解のお手伝いを
保護者自身が上手な質問によって、子どもの本心を引き出してあげること、感情を整理してあげることによって、知らなかった自分の心の声に耳を傾け、より深く自分を理解することに繋がるかも知れません。ぜひ、人生を切り開くきっかけ作りをしていただきたいと思います。