知育は三育(知育・徳育・体育)の基本の一つで、思考力や判断力など知的能力を育てる教育のことです。知育によって行動力や積極性、柔軟性、コミュニケーション能力などを身につけ、頭の回転の速さや地頭のよさを育てることや、豊かな人格形成に繋がることが期待されています。知育は脳が発達する段階でおこなうのが効果的と考えられていて、脳の大きさは3歳で大人の80%、6歳で90%にもなると言われていることから、幼児教育において注目されています。脳がまっさらな状態で柔軟性・吸収性も抜群なので、毎日の経験の影響が大きくとても重要な時期です。
年齢別おすすめの知育法
知育において年齢に合わせて適切な方法を選択すること、楽しく行うことは大切なポイントです。年齢別におすすめの内容についてご紹介します。
0歳
五感を刺激する遊びがおすすめです。また何でも口にいれてしまう時期なので、安全であることも大切です。表情をつけてたくさん話かけたり、簡単な絵本の読み聞かせ、ガラガラなど音や視覚で脳を刺激しましょう。
1歳
ハイハイから歩き始める時期で視野が広がります。積み木など能動的に遊べる玩具などで、自立心や集中力を養うのがおすすめです。引き続きたくさん話しかけたり絵本の読み聞かせもおこない、たくさんの言葉を聞かせてあげましょう。また、自我が強くなってくるのでさまざまなものに触れさせ、興味を引き出してあげましょう。
2・3歳
手先が器用になってきて大人の真似をしたくなる時期です。積み木や粘土、パズル、ままごとなどがおすすめ。幼児期におこなう手遊びは触覚の発達に役立つといわれています。
4・5・6歳
数字やひらがなに興味を持ち始める時期です。数字を使ったゲームや読み書き、しりとりやなぞなぞなど遊びの感覚で言葉にたくさん触れるとより身に付きやすくなります。ごっこ遊びで人間関係を学んだり、カードゲームなど勝ち負けのあるもので勝つにはどうすべきかを考えることで思考力のトレーニングや、勝った時負けた時それぞれの感情を経験することも重要です。
知育によって期待されるもの
上で述べたものと重複するものもありますが
・思考力や行動力、集中力、想像力、空間認識能力
・積極性、柔軟性、巧緻性
・コミュニケーション能力
・頭の回転の速さ、地頭のよさ(論理的思考力や問題解決力など)
・豊かな人格形成
・IQの向上 など
子どもの将来の可能性を広げるために必要な力を得られることが期待できます。子どもの興味や伸ばしたい能力によって遊びやアイテムを工夫し、興味の幅を広げてあげたり、得意な事や好きなことを増やしてあげることができるといいですね。
最近では知育を目的とした知育玩具も多数発売されています。年齢別にぴったりのものを貸し出してくれるサブスクのサービスなどもあります。また、スーパーなどでは知育菓子も販売されていて手軽に手に入れる事もできます。お子さまの可能性を広げたい、将来活躍して欲しいと願っている方は少なくないはず。発達真っ最中で柔軟な脳を持つ重要な幼児期にぜひ知育を始めてみませんか?