
わたしたちは普段たくさんの音楽に囲まれて生活していますよね。
お店に入れば必ずBGMがかかっていますし、テレビCMや街中でも音楽は常に耳に入ってきます。
わたしたちにとっては何気ない音楽ですが、赤ちゃんや子どもたちにとっては驚きや発見の連続です。
親が意識的に音楽に触れさせることで、子どもの健やかな成長や知能の発達にさまざまなメリットがあることが多くの研究で判明しています。
今回は、音楽が乳幼児にもたらす効果と、年齢別音楽との触れ合い方をご紹介します。
音楽がもたらす効果
自律神経を整える

乳幼児は大人に比べて自律神経が未発達なため、ストレスや不安ですぐに乱れてしまいます。
自律神経が乱れてしまうと、夜泣きや寝つきの悪さ・眠りの浅さに繋がります。
リラックスできる音楽や、好き・楽しいと思える音楽は、自律神経を整え、ストレスや不安の軽減につながります。
結果、寝つきがよくなる、食欲が増すなど、体の健康に嬉しい効果をもたらします。
知能の発達

音楽は、たくさんの言語やリズム、音程が組み合わさってできています。
脳の成長が著しいこの時期にこれらの刺激をたくさん受けることで新しい神経経路が発達します。
そうすることで脳が活性化し、学習能力の土台となる記憶力や空間知能・計算処理能力が高まることが分かっています。
表現力・想像力の向上

曲調やメロディーによって楽しい、暗い、冒険など、子どもたちは自由にイメージを膨らませます。
イメージに合わせて体を動かしたり歌ってみたり、自由な発想で表現することで想像力と表現力を養うことができます。
年齢別音楽との触れ合い方
0歳児

赤ちゃんは、なにも聞いていないようですが、生まれたころからしっかりと音楽に反応しています。
0歳児が音楽に触れる上でいちばん大切なことは「心地よさ」
そして赤ちゃんは、無条件に「ママの声」に心地よさを感じます。
ママの歌声はどんな音楽よりも赤ちゃんの心を満たし、精神を安定させてあげられます。
音楽と同時に肌と肌が触れ合える手遊び歌やわらべうたを覚えて、聞かせてあげましょう。
1歳児

立っちができるようになってくる1歳児。
音楽に合わせて体を動かすようになってきます。
膝を曲げ伸ばししたり体を揺らしたり、全身を使って音楽を楽しんでいる姿がかわいいですよね。
しかしこの時期は成長段階も様々なので、無理に体を動かしたり、他の子と比べる必要はありません。
リズムに乗ったり体を動かすことがなくても心配せず、聞いていて楽しそうな音楽を聞かせ続けてあげましょう。
2歳児

手先が器用になり、体の使い方も上手になってきます。
また、大人の動きを真似することも多くなってきます。
手足を自由に動かしながら体全体を使う音楽で、リズム感を養いましょう。
楽器おもちゃや手作り楽器などで、音を出すことを楽しむのもいいですね。
3歳児

早い子であれば音楽教育を始める子も出てくる3歳児。
しかし、まだ楽器を弾いたり楽譜を読んだりすることは難しいです。
聴覚が急激に発達し始めるこの時期は、音楽を聴く「耳づくり」を重点的に行いましょう。
喜怒哀楽の表現などもできてくるため、聞いた音楽を実際に歌ってみて自分なりに表現する楽しさを育みましょう。
4・5歳児

4・5歳は、耳の力が最も発達する時期だと言われています。
また、ある程度集中したり、落ち着いてお話を聞けるようになる年頃のため、「ただ音楽を楽しむ」から「音楽教育」に切り替えるのに適した時期です。
ただ、教育といっても楽しむことが最優先。
はやく身に付けてほしいからと練習をさせ過ぎても、子どもを音楽から遠ざけてしまう要因となってしまいます。
未就学児の音楽の練習時間は10分~30分くらいで十分だと言われています。
まとめ
音楽は大人になっても様々な場面で楽しむ機会がありますよね。
「もし楽器が弾けたら…」「歌が上手だったら…」と思う瞬間もあると思います。
楽しくさまざまな力をはぐくむ音楽は、子どもたちにとって一生モノの財産の一つになるはずです。
ぜひできるところから音楽教育を始めてみてはいかがでしょうか。