会報誌

親子で季節を楽しもう! ~11月~

11月になると秋が深まり、各地で紅葉が見頃を迎えます。全国的に爽やかな晴天が多く、空気が澄んで過ごしやすい気候が続きます。紅葉狩りや秋の味覚を楽しむ行楽シーズンでもあり、自然と触れ合うのに最適な時期と言えるかもしれませんね。文化の日や勤労感謝の日などの祝日もあるので、家族でお出かけして心身ともにリフレッシュするのもおすすめです。朝晩は冷え込みが感じられるようになり、少しずつ冬の訪れを予感させる季節です。

11月の自然

霜月(しもつき)

11月の和名。旧暦の11月は現在の12月頃で、朝晩の冷え込みが厳しくなって霜が降りる季節であることから、「霜が降りる月」が短縮されて「霜月」と呼ばれるようになりました。

10月から11月に旬を迎える、秋を代表する果物。ビタミンCが豊富で、風邪予防や美肌効果が期待できます。カリウムや食物繊維も含まれ、整腸や高血圧予防にも役立ちます。

里芋

東南アジアが原産のタロイモ類の仲間。ねっとりとした独特の食感が特徴で、煮物や汁物によく使われます。カリウムや食物繊維が豊富で、体にもやさしい秋冬の定番食材です。

朝もや

夜間の放射冷却で地表の空気が冷やされ、水蒸気が微細な水滴となって発生する霧の一種。秋から冬にかけて冷え込む朝に見られ、視界が一時的に悪くなることがあります。

11月の行事

文化の日

どんな行事なの?
文化の日(11月3日)は、日本の文化や芸術を称え、自由と平和を願う国民の祝日です。全国で美術展や音楽会、文化祭などが開催され、人々が文化に触れる機会となっています。

どうやって始まったの?
もともと11月3日は、明治天皇の誕生日であることから「天長節」としてお祝いされていました。その後、1946年11月3日に新憲法が公布されたことを記念し、1948年に「文化の日」として制定。現在は自由と平和を愛し、文化をすすめる日として親しまれています。

まめ知識
文化の日は、晴天率が非常に高い日としても有名です。気象庁の統計によると、全国的に晴れやすく、特に関東地方では約60〜70%もの確率で晴れるのだとか。このため、秋の爽やかな青空のもとで、多くのイベントや屋外行事が開催される理由の一つとなっています。

11月の記念日

トイレの日(11月10日)

日本トイレ協会が1997年に制定した記念日。日付は、「11(いい)10(トイレ)」の語呂合わせから。家庭や公共施設でのトイレ環境改善、節水やエコトイレの普及啓発活動が行われるほか、トイレの歴史やマナーについて考える機会としても活用されています。

世界の子どもの日(11月20日)

国際連合(UN)が1954年に制定した記念日で、子どもの権利や福祉について考え、子どもたちの幸せと健やかな成長を願う日。この日は、1989年に採択された「子どもの権利条約」の記念日でもあり、世界中で子どもの権利を守る啓発活動やイベントが行われます。

11月の誕生花

ブバリア

ブバリアは熱帯アメリカ原産のアカネ科の植物です。美しい4枚の花びらが十文字のように開いて咲きます。花は小さく何輪も集まって咲くため、花束として人気があり、ウェディングブーケとしてもよく使われます。花言葉は、「交流」「清楚」。