会報誌

子どもの「自律神経と家庭教育」について【つくし会コラム】

おえかき中のこども

今月は、子どもの「自律神経と家庭教育」について取り上げてみたいと思います。

自律神経って?

よく耳にする自律神経とは、意識とは無関係に身体機能を調整する神経のことを言います。自律神経には、活動している時に優位になる「交感神経」と、リラックスしているときに優位になる「副交感神経」があります。これらがバランスよく機能することで健康でいられるのです。

自律神経と睡眠

自律神経は、夜更かしなど生活リズムの乱れで簡単に働きが弱ってしまいます。それに加え昨今では、子ども達の生活の周りにデジタル機器が溢れています。就寝に向けて、夕食やお風呂で副交感神経が優位になる流れの中で、寝る前に動画を見ることで交感神経を刺激してしまうこともあるでしょう。寝つきが悪くなれば、朝起きても交感神経への切り替えが上手くいかず、活動に支障が出ることもあるかも知れません。一般的に、デジタル機器でゲームや動画を楽しむのは、睡眠の2時間前までということが推奨されています。

自律神経を整えるには

子ども達の自律神経の正常な機能のためには、「栄養・睡眠・運動」が不可欠です。しっかり噛んでバランス良く、たくさん食べることはもちろん、規則正しい生活を送ることが理想です。朝日を浴びながら、ご家族で体操をすることも効果的だと考えられます。例えば、動画を見ながら親子でラジオ体操に取り組むことを習慣にすれば、ご家庭で楽しみながら自律神経の機能を整えていくことができるでしょう。

つくし会
pcfooter画像
pcfooter画像