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「魔のイヤイヤ期」原因と上手く乗り越える対処法を紹介!

なく子供

みなさん、お子さんの「イヤイヤ期」に苦戦していませんか?
中にはイヤイヤ期を経験せず、成長したお子さんもいるかもしれませんが、イヤイヤ期は多くの人が通る道だと思います。

お父さん、お母さんを悩ませるイヤイヤ期。「あれもイヤ」「これもイヤ」と全てを拒否されて、ついイライラしたり困り果てることも少なくないはずです。

本記事では、子どもによく見られるイヤイヤ期について解説します。
イヤイヤ期の原因、子どもへの接し方や対処法、イヤイヤ期の子どもにしてはいけないこともあわせて確認しましょう。

「イヤイヤ期」の原因とは?

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イヤイヤ期を迎える年齢や期間には個人差があります。1歳頃から始まるケースや、3歳までイヤイヤ期が継続するケースなど様々です。

では、2歳前後の子どもはなぜ何に対しても「イヤ」という主張をするのでしょうか。原因には様々なことが考えられますが、主なものとして次の3つが挙げられます。

  • 自分でしたいことが思うようにできない
  • 周囲の大人に甘えたい
  • 「眠い」「疲れた」などといった気持ちを上手に表現できない

イヤイヤ期は、環境や育て方の影響といったことではなく、『脳』の前頭前野が未発達であることから起こると言われています。

子どもは、自分の思い通りにならないときに、気持ちを抑制する脳の働きがまだできていないため、気持ちの表現がうまくできないのは当たり前なのです。

でも、本能だけで行動できるのは今だけ。
3歳ごろから前頭前野の機能が発達し、自分の気持ちがコントロールでき始めるので、イヤイヤ期は「脳が成長している!」と実感できるうれしい時期であると割り切っていきましょう。

このイヤイヤ期は子どもの成長過程で、とても重要な時期です。
身体も脳もぐんぐん成長し、スポンジのように吸収していきますので、イヤイヤ期がきたということは子どもが順調に育っている証です。

「イヤイヤ期」うまく乗り越えるコツとは!

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こどもが成長する上で大事な時期だと、理屈ではわかっても、ずっと一緒にいる身としてはたまったものではないですよね。

子どものイヤイヤ期をなるべく笑顔で乗り越えるにはどうすればいいのでしょうか?

時間に余裕を持って行動する

時間に余裕を持つことが心の余裕につながります。
なるべく子どもが自分でやりたい!と言い始めたことは本人の納得がいくまでさせてあげたいですよね。
とはいえ時間には限りがありますし、いつまでも子どものペースに合わせられません。

区切りを決めて前もって「ここまでね」と伝えておくことでスムーズに次の行動に移れるようにしておきましょう。

子どもの気持ちを代弁する

子どもは意味もなく「イヤ!」と叫んでいるわけではなく、そこには子どもなりの理由があります。

言葉が未発達で、自分の気持ちが言葉で表現できない分、ママが「そっか、こうしたかったんだね、こういう気持ちだったんだね」気持ちを代弁してあげましょう。
代弁してあげることでお互いに気持ちが落ち着いてきます。

最初の気に入らなかったことがきっかけで泣き始めても、ヒートアップしてしまい子ども自身も泣いている理由が分からなくなってしまうもの。
ママも泣きわめく子どもにカッとなってしまう気持ちをグッとこらえ、一緒に気持ちを共有していきましょう。

気をそらせる

子どもは思うようにいかない状況にイライラしています。できるだけ、その場の状況から気をそらしてみましょう!

たとえば、家にいる時は外に目を向けて「見て!外でワンちゃんが散歩してるよ!」外に意識を向けたり、別の提案をすると落ち着くことがあります。

大人でもイライラした時に、そのことばかり考えていたら気持ちは不安定なままですよね?その場から離れて外の空気を吸ったり、好きなことに没頭したりすると気分転換になります。

子どもも同じように、思うようにいかない・叶えてあげられないことがあっても、好きなことを提案したり別の楽しい状況を作ってあげると、機嫌が直ることがあります。

「イヤイヤ期」のNGな接し方!

子供
イヤイヤ期の子どもに接する際のおすすめの方法について紹介しましたが、イヤイヤ期の子どもにしてはいけないこともあります。

主に次の3点に注意して対応するようにしましょう。

  • 脅す・否定・交換条件・命令するような言い方をしない
  • 曖昧な言葉で叱る
  • 感情的になる

「おばけが出るよ」という脅しの言葉や「ダメ」という否定の言葉を使うことは避けましょう。
また、「お菓子をあげるから」といった交換条件を出すことや「○○しなさい」と命令すること、曖昧な言葉で叱ることも禁止です。

これらの対応をされても、子どもは「なぜダメなのか」「なぜ叱られるのか」がわからないため効果がありません。
きちんと理由を伝え、できるだけ前向きな言葉をかけることを心がけましょう。

また、感情的になることもご法度です。
イヤイヤ期の育児では大人もイライラした態度をとりがちですが、怒りにまかせて感情的に怒ってしまうと、子どもは自分が否定されたように感じてしまいます。

ストレスを感じたときや機嫌が悪くなったときは、少し子どもから離れるなどして心を落ち着かせましょう。
子どものイヤイヤを理不尽に感じることもあると思いますが、上の3つのような言動はご家庭でも避けるようにしましょう。

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