健康

スクリーンタイムって!?影響と対策はなんだろ? 

夏真っ盛り!夏休みも始まり、子どもたちがお家にいる時間が増えたご家庭や、赤ちゃんがいるご家庭も暑くて室内で過ごすことが多いのではないでしょうか?室内で過ごしていると、どうしてもスクリーンタイムが増えてしまっていませんか?

スクリーンタイムとは?

スクリーンタイムとは、スマートフォン、コンピューター、テレビ、ビデオゲーム機さらにはタブレットなど、画面のあるデバイスの使用に費やした時間のことを指します。現代社会では、子どもたちがこれらのデバイスを使用する時間が増加しています。また、夏休みで学校や幼稚園、保育園がお休みの子どもたちは自由時間が増え、スクリーンタイムが増加しがちです。昔と違い、いつでもどこでも好きなコンテンツを好きな媒体で見られるようになったこともスクリーンタイムの長さに影響しているのではないでしょうか。ですが、過剰なスクリーンタイムは子どもたちに様々な影響を及ぼす可能性があります。

身体的影響

睡眠不足

スクリーンタイムの長い子どもは、睡眠時間が短く、睡眠の質も低下しやすいことがわかっています。特に寝る前のスクリーンタイムはブルーライトによる生活リズムの夜型化や入眠困難を引き起こします。

視力の低下

子どもはスマホやタブレット、携帯ゲーム機などの使用が多く、画面を至近距離で見る時間が長くなります。これらは近視や乱視を引き起こすリスクを高めるかもしれません。
また、長時間のスクリーンタイムは目の疲れやドライアイ、視力の低下を引き起こす可能性があります。

姿勢の悪化

手にもって使用する端末を操作する際、どうしても背中が丸くなりがちです。肩こりや腰痛の原因にもなりやすいです。

精神的・社会的影響

コミュニケーション能力の低下

画面を見る時間が増えることで対面でのコミュニケーションの機会が減り、言葉のキャッチボール表情を読む力が育ちにくくなります。最近ではスクリーンタイムの増加による家族間でのコミュニケーション不足も深刻な問題となっています。

注意力、集中力、感情のコントロール力の低下

スクリーンタイムが長ければ長いほど、脳の発達を損なう可能性があると言われています。デジタルスクリーンは前頭葉に影響を及ぼすと言われています。前頭葉は注意力や集中力、また思考や感情を制御する役割を果たします。スクリーンタイムが長いほど、前頭葉に悪影響が及び脳の発達が遅れ、注意力・集中力の欠如や感情のコントロールが効きづらくなる原因になりかねません。

長時間のスクリーンタイムへの対策

子ども自身でスクリーンタイムを制御するのはかなり難しいこと。子どもの将来のため、大人が適切なスクリーンタイムを管理してあげる必要があります。では、具体的な対策としてどんなものがあるか見ていきましょう。

ルールを決める

親子でスクリーンタイムの時間や、ルールを設けるのが最適です。多くのスマホやタブレット、ゲーム機ではスクリーンタイムをあらかじめ設定することができます。(設定した時間になると自動的に制限される機能)こうした機能を活用しながらスクリーンタイムの時間を決めてみるのもいいかもしれませんね!また、大人が一方的に制限を設けるのではなく、子どもと話し合ってなぜスクリーンタイムの時間を決めないといけないのか、理由を説明することも大切です!

休憩時間を設ける

長時間のスクリーンタイムを避けるために、一定時間ごとに休憩時間を作ることも重要です。自分で時間や休憩を判断できない未就学児には、大人が目を配り、休憩を取らせてあげましょう。

屋外での活動を増やす

屋外での遊びやスポーツ、読書など、子どもがスクリーンを見ない時間を率先して作ってあげることも大切です。夏場は海やプール、涼みたい時には図書館などがおすすめです♪

最後に…

スクリーンタイムは現代の生活において切っても切り離せないものであり、適切に制限・管理することが大切です。これから夏休みを迎え、特にスクリーンタイムが増加しやすくなります。子どもとコミュニケーションをとりながらスクリーンタイムの使い方を話し合い、家族でより良い利用方法を見つけてみてください(^^)

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