会報誌

子どもの「巧緻性」について【つくし会コラム】

おえかき中のこども

今月は、子どもの「巧緻性」について取り上げてみたいと思います。

巧緻性うを育むって?

巧緻性とは、手先・指先の器用さをさす言葉です。身体を思い通りに動かす神経系統は、幼児期に発達することで知られていますが、脳からの指令を指先まで伝達する巧緻性トレーニングは中でも重要な意味を持つと言えます。子ども達は、折り紙やパズル、クレヨンやハサミ、セロハンテープなど様々な道具を使ってこの力を育んでいくことができるでしょう。

巧緻性うを育むための工夫

私たちの幼児教室では2、3歳から折り紙やぬり絵に積極的に取り組んでもらうようにしています。折り紙では、角を合わせて丁寧に、順序を守って折ることで綺麗な作品を完成させることができます。また、ぬり絵では線をはみ出さないように意識すること、ぬり残しのないように塗ることで子ども達の巧緻性を育むことができます。

子ども達が思うがままに、自由にタスクに取り組むことも大切ですが、お手本通り丁寧に作品を作ることは、自分自身の手先・指先をコントロールすることにつながります。ぬり絵では「はみ出さずに綺麗にぬれたね」と認め、折り紙であれば「角を合わせてお手本通りにできたね」と声を掛けることで子ども達が自信を持つことができると思います。ご両親が適切なサポートをすることで、子ども達の巧緻性を高めることは、ご家庭にとっての楽しいチャレンジになることに間違いありません。

つくし会
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