3月になると、寒さは次第に和らぎ、日差しの中に柔らかな温もりを感じる日が増えてきます。家族で散歩に出かけ、梅や桜のつぼみを一緒に見つけながら、季節の移ろいを話題にするのもこの時期ならではの楽しみ。卒園・卒業を迎える家庭では、成長の喜びとともに新生活への不安も感じやすい頃でしょう。新たな門出を前に期待と寂しさが入り混じる時期ですが、間もなく訪れる春の気配を感じながら、親子で心を整える準備の月にしたいですね。
3月の自然
弥生(やよい)
3月の和名。「弥」には「いよいよ」「ますます」という意味があり、草木がいよいよ生い茂る季節であることから、「木草弥生い月(きくさいやおいづき)」が語源とされています。
菜の花
2~3月が旬の春の味覚の代表的な存在。食用の菜の花は、在来種と西洋種に大きく分けられます。どちらも特有のほろ苦さを持ち、おひたしやあえ物にするとおいしく食べられます。
アサリ
3月~5月頃の春と9月~10月頃の秋に旬を迎えます。どちらも産卵期を前に栄養を蓄えるため、身入りが良くなり旨味が増します。鉄分やタウリンが豊富で栄養価が高いのが特徴。
三寒四温(さんかんしおん)
寒い日が三日ほど続いた後に、暖かい日が四日ほど続くという気温の変化を表す言葉。主に冬の終わりから早春にかけて使われ、季節が少しずつ春へ近づいていく様子を示します。
3月の行事
お彼岸(おひがん)
どんな行事なの?
春分・秋分の日を中日として、前後3日間の計7日間行われる行事。この期間は先祖を供養し、家族でお墓参りをする習慣があります。春はぼたもち、秋はおはぎなどを供えます。
どうやって始まったの?
仏教では、春分・秋分の日は太陽が真西に沈むため、西にあるとされる悟りの世界「彼岸」に思いが届きやすい日と考えられました。この思想が日本に伝わり、平安時代には宮中行事で先祖供養が行われるように。江戸時代になると庶民にも広まり、現在の形が定着しました。
まめ知識
お彼岸は日本特有の行事です。日本には春分・秋分を祝日として生活に取り入れる文化があったこと、また先祖を大切にする習慣が根強く、季節の節目に墓参りをする風習があったことなどが背景となり、海外の仏教国にはない、日本独自のお彼岸が生まれたとされています。
3月の記念日
防災用品点検の日(3月1日)
地震や台風などの災害に備えて家庭の防災用品を点検する日。3月1日に制定されたのは、年度の始まりに防災意識を高め、必要な備えを整えるきっかけにするためです。非常食や懐中電灯、電池などをチェックし、災害時に慌てず対応できるよう準備したいですね。
砂糖の日(3月10日)
砂糖の消費拡大や食文化の普及を目的に制定された記念日です。甘味の魅力や砂糖の歴史、使い方を学ぶ日として、家庭でお菓子作りや料理に活かすきっかけにも。日付は、「さ(3)とう(10)」と読む語呂合わせから定められました。

3月の誕生花
チューリップ
チューリップは、トルコ原産の球根植物です。花の色は淡い色から鮮やかな色まで豊富で、咲き方もユリ咲きや八重咲きなどさまざま。春の代表花として切り花も多く出回っており、ギフトでも人気の高い花の一つです。花言葉は「思いやり」「愛の告白」「永遠の愛」。





