会報誌

親子で季節を楽しもう! ~10月~

 

11月の和名は「霜月(しもつき)」。霜が降り始める頃という意味があります。暦の上で冬の始まりとされる二十四節気の「立冬」を過ぎると、暖かな小春日和と寒い日を繰り返しながら、寒さが深まっていきます。小さなお子さんがいるご家庭では、11月に七五三のお祝いをするという方も多いかもしれません。華やかな晴れ着を身に付け、お宮参りに行ったり、記念写真を撮ったり。ご家族にとっても楽しい思い出の1ページになるといいですね。

11月の自然

さざんか

11月~12月に、常緑の葉の上に赤やピンクや白の花をつけます。椿に似ていますが、椿は1つの花が丸ごと下に落ちるのに対し、さざんかは花びらが一枚一枚バラバラに落ちます。

ツグミ

秋になると、シベリアから大群で渡ってくる冬鳥の代表。冬鳥は日本ではさえずりをしないため、冬には口をつぐんでいる、それでツグミと呼ばれるようになったといわれています。

さつまいも

ヒルガオ科の植物の肥大した根の部分で、秋から冬にかけて旬を迎えます。原産地は中米ですが、今では世界中の約9割がアジアで作られ、日本では西日本を中心に栽培されています。

こがらし

晩秋から初冬にかけて、木の葉を吹き散らすように吹く、強くて冷たい風のこと。木枯らしの吹いた翌日は穏やかな好天になることが多く、そのような天気を「小春日和」と呼びます。

11月の行事

七五三

どんな行事なの?
3歳・5歳・7歳の節目に、子どもが無事に育ったことを祝う行事です。子ども達は晴れ着を着て、長生きするようにとの願いを込めて作られた「千歳飴」を持ってお宮参りをします。

どうやって始まったの?
七五三は、子どもの成長段階で行われる通過儀礼として発達してきました。江戸時代には、男女3歳で髪置(髪を伸ばし始める)、男子5歳で袴着(初めて袴を着ける)、女子7歳で帯解(帯を使い始める)が行われるようになり、これが「七五三」の原型と言われています。

まめ知識
昔は、七五三を祝う日は特に決まっていなかったのですが、将軍徳川綱吉の子・徳松の祝いが11月15日に行われてから、この日に定められたと言われています。かつては関東地方を中心に行われていましたが、現在では全国的に普及しています。

11月の記念日

灯台記念日(11月1日)

日本で初めて西洋技術を用いて建設された「観音埼灯台」(神奈川県横須賀市)の起工日である1868年(明治元年)11月1日にちなんで、この日が「灯台記念日」と定められました。毎年、全国各地の灯台などで、灯台記念日に関連したイベントが開催されています。

ノーベル賞制定記念日(11月27日)

1895年の11月27日、スウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルが、自らの発明したダイナマイトで得た富を人類に貢献した人に与えたいという遺言を書きました。その死後、ノーベル財団が設立され、1901年のこの日、ノーベル賞の第1回受賞式が行われました。

11月の誕生石

トパーズ

「トパーズ」は、「炎」という意味のサンスクリット語「tapas」や、「探し求める」という意味のギリシャ語「topazos」に由来するといわれています。色のバリエーションがとても豊富なのが特徴。古代ギリシャでは、身に着ける人に力を与えてくれると信じられていました。

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