会報誌

親子で季節を楽しもう! ~10月~ 

10月は気温が下がり、秋の気配が深まる季節です。気候がよく晴れ間が多い10月は、各地で体育祭や運動会、秋祭りなどのイベントが行われます。また、豊富な秋の味覚が楽しめる時期でもあり、サンマや秋鮭、かぼちゃ、さつまいも、栗、まつたけなど、多くの食材が旬を迎えます。梨やりんご、柿などの果物も食べごろとなるので、天気の良い週末などは家族で果物狩りに出かけてみるのも楽しそうですね。

10月の自然

もみじ

秋に葉の色が赤や黄などに変化する樹木の総称。美しく色づいたもみじを鑑賞する「もみじ狩り」のため、京都の嵐山や栃木の日光などの名所はこの時期多くの観光客で賑わいます。

スズムシ

コオロギの仲間で、マツムシとともに秋に鳴く虫の代表の一つ。林の暗い草むらなどに住み、オスは夜になると羽をこすり合わせ、鈴に似た「リーンリーン」という羽音を出します。

さんま

秋を代表する魚で、9~10月頃に旬ものが市場に出回ります。旬の時期に獲れたものは、脂がのって栄養も豊富。細長い銀色の体が刀を連想させることから、「秋刀魚」と表記します。

いわし雲

白い小さな雲が、魚のうろこのように群がり広がっている雲のこと。巻積雲の一種で、上空の高いところに発生します。この雲が出るといわしが大漁になる兆しともいわれています。

10月の行事

ハロウィン

どんな行事なの?
毎年10月31日に行われるお祭りで、カボチャをくりぬいて作る「ジャック・オー・ランタン」を飾ったり、子ども達が仮装して近隣の家を訪ね、お菓子をもらう風習があります。

どうやって始まったの?
起源は、11月1日にキリスト教の諸聖人に祈りを捧げる祝日「万聖節」(All Hallo)の前夜祭(All Hallo Eve)で、ヨーロッパが発祥です。秋の収穫を祝い、先祖の霊を迎えるとともに悪霊を追い払うお祭りで、古代ケルト人が行っていたお祭りに由来しています。

まめ知識
ハロウィンになると先祖の霊と一緒に悪霊や魔女もやってきて、人間たちに災いをもたらすとされたため、身を守るために悪霊や魔女の恰好をして仲間に見せかけたのが仮装の始まりと言われています。また、悪霊たちがその恰好に驚いて逃げるという説もあります。

10月の記念日

鉄道の日(10月14日)

1872年10月14日に新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開通したことを記念し、1994年に定められた記念日です。国民の鉄道に対する理解と関心を深めることを目的として、「鉄道フェスティバル」をはじめとする多彩な行事が全国各地で実施されます。

電信電話記念日(10月23日)

1869年10月23日に電信線架設工事が開始されたことにちなんで、1950年に当時の電気通信省によって制定されました。アマチュア無線を含めた電気通信全体の振興を目的とし、毎年同日には「電信電話記念日コンテスト」が開催されています。

10月の誕生石

オパール

オパールは、「色の変化を見る」という意味のギリシャ語「opallios」に由来します。多くの文化では、オパールには超自然的な起源と力があるとされ、虹のように多彩な色を見ることができることから、最も幸運で魔法的な石であると考えられてきました。

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