7月は梅雨が明け、一気に夏らしさが増す月です。前日まで涼しかったかと思えば、急に夏本番の暑さになることもあり、体調管理が難しい季節ですよね。涼しい服装や日傘・帽子の活用、こまめな水分・塩分補給など、身近なことからできる熱中症対策を取り入れつつ、無理をせず徐々に身体を暑さに慣らしていくことが大切です。近年は、冷却シートやスカーフ、氷枕などさまざまな冷却グッズがありますので、これらを活用してみるのもおすすめです。
7月の自然
あさがお
春に種から芽生えて、夏にかけて大きく成長し、青・紫・ピンク・白などいろいろな色の花を咲かせます。朝早く花が開いて、昼ごろにはしぼむことから「朝顔」と呼ばれています。
せみ
「ミーンミーン」「ジージー」など、種類によってさまざまな声で鳴くせみは、日本の夏の風物詩の一つ。世界には約1600種、日本にはそのうちの約30種がいると言われています。
もも
7月から8月にかけて旬を迎える、桃。腸の健康に役立つ「ペクチン」や、むくみ対策に役立つ「カリウム」など栄養も豊富で、みずみずしく甘い味わいは老若男女問わず人気です。
海開き
7月には全国の海水浴場が続々と「海開き」を迎えます。海開きとは、水質チェックや監視員の配置等の準備が整い遊泳可能になる日のこと。この日は、例年多くの人々で賑わいます。
7月の行事
七夕
どんな行事なの?
織姫と彦星が一年に一度だけ、天の川を渡って会うことができる日とされています。七夕の日には、笹竹にさまざまな飾りや、願い事を書いた短冊をつるして、庭先に飾ります。
どうやって始まったの?
現在行われている七夕は、中国から伝わった織女と牽牛の伝説と、その伝説から生まれた「乞巧奠(きっこうでん)」という祭りに、日本古来の信仰が加わって出来た行事です。「乞巧奠」とは、女性の裁縫の上達を願い、庭先の祭壇に針などを供えて星に祈る祭りです。
まめ知識
古来より、織女星は裁縫の仕事、牽牛星は農業の仕事をつかさどる星と考えられていました。この二つの星は、旧暦7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから、中国ではこの日を一年に一度のめぐりあいの日と考え、七夕の伝説が生まれました。
7月の記念日
ゆかたの日(7月7日)
1981年に、日本ゆかた連合会が「ゆかたの日」と制定。七夕は古くは「棚機(たなばた)」と表記し、古来衣服を縫って祖霊に供えたことと、七夕の行事として女の子は色の付いた糸を結び、7本の針と瓜を供え、裁縫の上達を祈る日だったという中国の故事が由来です。
納豆の日(7月10日)
1981年、関西納豆工業協同組合によって制定されました。日付は「な(7)っとう(10)」と読める語呂合わせから。制定当初は関西エリアのみの記念日でしたが、1992年に全国納豆工業協同組合連合会が改めて制定したことから、全国的に広がっていきました。
7月の誕生石
ルビー
「ルビー」は、「赤」の意味を持つラテン語の「ruber」に由来します。愛と情熱の色である赤色から、生命の源である「血」に関連付けられ、パワーやエネルギー、健康を与えてくれるものと考えられていました。