会報誌

親子で季節を楽しもう! ~5月~

日差しが暖かい4月よりもさらに気温が上昇し、日中は汗ばむような陽気の日もぐっと増える5月。新緑が目立つようになり、一年のうちでもっとも爽やかな季節と言えるかもしれません。ゴールデンウィークには、お出掛けや旅行を予定している方も多いことでしょう。遠出はしなくとも、家族みんなでお散歩したり、普段なかなか気に留めることのないような身近な自然に目を向けてみるのも、きっと楽しい思い出になりますね。

5月の自然

ハナミズキ

桜が開花し終わった時期に花を咲かせるハナミズキ。見ごろは4~5月にかけてです。細い幹と丸みを帯びた葉に、白やピンクの花がたくさんつく姿が春の花として愛されています。

モンシロチョウ

野原や畑などの身近な場所でよく見られる、日本の春の野を代表する蝶。大きさは25~30ミリほどで全体が白く、はねのふちや前ばねの中なかに黒っぽいもようがあります。

春キャベツ

5月に旬を迎える春キャベツは葉がやわらかく、生でも食べやすいのが特徴。小玉で丸みを帯びた形、鮮やかな黄緑色、葉の巻き方など、一般的なキャベツとは見た目が異なります。

五月晴れ(さつきばれ)

もともと旧暦の5月は現在の6月ごろにあたることから、「梅雨の晴れ間」の意味でしたが、現在では、「5月ごろのよく晴れた天気」という意味で使われることが広まっています。

5月の行事

どんな行事なの?
日ごろの母の苦労をねぎらい、母への感謝を表す日です。日本では、毎年5月の第2日曜日が母の日にあたります。花やプレゼントを贈ったり、食事を共にして祝ったりします。

どうやって始まったの?
母の日の起源には諸説ありますが、よく知られているのは、100年ほど前のアメリカで、アンナ・ジャービスという女性が、亡き母を追悼するために教会で白いカーネーションを配ったのが始まりとする説です。

まめ知識
母の日の贈り物の定番である、赤いカーネーションの花言葉は「母の愛」「深い愛」。ピンク色の代表的な花言葉は「感謝」「温かい心」、紫色の花言葉は「気品」「誇り」。定番色である赤以外のカーネーションを贈りたい人におすすめです。

5月の記念日

アイスクリームの日(5月9日)

1964年5月9日に、日本アイスクリーム協会の前身となる東京アイスクリーム協会が記念事業を開催したことが由来です。現在でも、毎年「アイスクリームの日」にちなんだイベントやキャンペーンが全国各地で開催されています。

愛鳥週間(5月10日~16日)

「自然の中で生活している鳥を大切にし、守ろう」という思いが込められた一週間で、別名「バードウィーク」とも。ハトやすずめ、ツバメ、うぐいすなど、身近なところにも野鳥はたくさん。改めて身近な鳥について考えてみるのも良いですね。

5月の誕生石

エメラルド


「エメラルド」は、「緑の宝石」を意味する古代ギリシャ語「smaragdos」に由来します。ローマの博物学者プリニウスは、著書「博物誌」の中で、エメラルドには癒しの力が備わっていると記しています。柔らかな緑色は、疲れや倦怠感を癒すと古くから信じられてきました。

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