朝晩はすっかり涼しくなり、いよいよ秋の深まりを感じる10月。例年10月は晴れの日が多くなります。秋の澄み渡った青空はとても気持ちがいいですよね。スポーツの日の前後などにお子さんの運動会がある方も多いかもしれません。きれいに色づいた紅葉を見に散策に出かけたり、ハロウィンパーティで仮装やスイーツを楽しんだり、読書週間には絵本の読み聞かせをしたり……。家族でさまざまな過ごし方ができる素敵な季節を思い切り満喫したいですね。
10月の行事
もみじ狩り
紅葉狩りとは、秋に山などに行き、美しく色づいた紅葉を鑑賞すること。親子で紅葉狩りをするのなら、きれいな落ち葉を持ち帰り、一緒に工作をするのもおすすめです。押し葉にしたり、画用紙に貼るなどしてアート作品を作るのもすてきですね。そもそも、紅葉狩りの文化を作ったのは平安時代の貴族と言われています。紅葉狩りは野山まで歩く必要がありますが、当時身分の高い貴族が出歩く際は牛車などに乗るのが一般的でした。そこで、「紅葉を見ることを“狩り”に見立てれば、自分の足で歩いても貴族の体裁が保てる」という発想から、「紅葉狩り」という言葉が誕生したのだとか。その後、一般市民が紅葉狩りを楽しむようになったのは江戸時代とされています。
読書週間
読書週間とは1947年に日本で始まった習慣で、毎年10月27日〜11月9日までの2週間を指します。まだ戦争の傷跡が各地に残っていた当時、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」という趣旨のもと、出版社、取次会社、書店と公共図書館が力を合わせ、第1回「読書週間」を開催。当初は、11月16日から1週間にわたって開かれるアメリカの「チルドレンズ・ブック・ウィーク」にならって11月17日から23日まで開かれましたが、「一週間では惜しい」との声が大きかったことから、翌年からは2週間にわたって開催されるようになりました。現在では国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民」の国となっています。
10月の星座
てんびん座
9月23日~10月23日の誕生星座。
この天秤は、正義の女神アストレアが人の善悪を計るのに使ったものだといわれている。隣にある「おとめ座」が、アストレアのモデル。一番明るい星でも3等星で、見つけるのは少し難しいかもしれない。かつては隣にある「さそり座」の一部となっていたこともあった。
10月のくらし
寒露(かんろ)
二十四節気の一つで、今年は10月8日。「草木に冷たい露が降りる時期」という意味で、朝晩はぐっと冷え込むように。日中は秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。
体育の日
もともとは1964年の東京五輪を記念して10月10日を「体育の日」に制定。2000年からは10月の第2月曜日となり、2020年より「スポーツの日」に改称されました。
霜降(そうこう)
二十四節気の一つで、今年は10月24日。文字通り「霜が降りるころ」という意味です。朝晩の冷え込みがさらに増して露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてくる季節。
ハロウィン
毎年10月31日に行われる、古代ケルトを起源とする民間行事。現在では、子どもたちが仮装してお菓子をもらうなど楽しいイベントとして多くの国で親しまれています。