会報誌

子どもの夢と親の願望、どちらを取ればいいの?【つくし会コラム】

子どもがなりたい職業ってなんだろう

「子どもの就きたい職業ランキング」なるものが巷で話題になることがあります。企業が数千人を対象にアンケート調査を行うもので、小学生やその親を対象にしています。2022年のランキングを見ると、男の子は、1位「警察官」、2位「スポーツ選手」、3位「消防・レスキュー隊」など人々のヒーローになり得る職種が多く、女の子は、1位「ケーキ屋・パン屋」、2位「芸能人・歌手・モデル」、3位「花屋」など華やかそうな職種が並びます。

親としては安定した職業について欲しい

面白いのは、親が子どもに就かせたい職業と子どもが就きたい職業には乖離があることです。男の子の親では、1位「公務員」、2位「会社員」、3位「医師」、女の子の親では、1位「看護師」、2位「公務員」、3位「医師」となっていて、特に「公務員」は圧倒的な人気を誇っています。親達には、子どもに人の役に立って、安定した職種に就き、幸せに生きて欲しいという願望があるのかも知れません

親としてできることとは

しかし、子どもも成人すれば、独立した個人として世を生き抜いていかなければなりません。自分が好きな道で過ごしていくためには、私生活の中で必要なスキルを身につけていくことが大切です。親に唯一できることは、その手伝いをすることなのかも知れません。

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