会報誌

親子で季節を楽しもう! ~5月~

新緑のあいだを吹き抜ける薫風が、さわやかな初夏を感じさせる5月。気持ちの良い晴天が続き、お出かけにもぴったりな季節ですよね。4月末から5月上旬にかけては、昭和の日、憲法記念日、みどりの日、こどもの日と休日が続くゴールデンウィークがやってきます。今年は、うまくお休みを取れれば9連休になるという方も。どうやって連休を過ごすか、家族であれこれ話し合うのも楽しいひとときになりそうですね。

5月の行事

憲法記念日

「憲法記念日」とは、国民の祝日の一つで、1947年5月3日に日本国憲法が施行されたことを祝うために制定されました。憲法とは、国のあり方を決めた基本的なルールのこと。日本国憲法も、国民の平和や人権を守ることを目的として作られました。実は、日本国憲法の“公布日”は1946年11月3日。そのため、11月3日を憲法記念日とする案もあったといいます。しかし、この日は明治天皇の誕生日でもあることから、記念日の重複を避けて、 “施行日”である5月3日に定められました。毎年、5月1日~7日は憲法週間として、全国各地の裁判所、検察庁、弁護士会館などでさまざまな啓蒙活動やイベントが行われています

みどりの日

5月4日は、「みどりの日」。この日は、「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日」として、国民の祝日の一つに定められています。毎年、山や海、川、植物などを大切にしようという趣旨で、国公立公園が無料開放されたり、自然に関するイベントが各地で開催されたりしています。ところで、現在では5月4日がみどりの日として定着していますが、かつては違う日だったことを覚えていますか? 1989年、昭和天皇の崩御に伴い、これまで「天皇誕生日」だった4月29日が「みどりの日」に制定されました。その後、法改正により、2007年から4月29日は「昭和の日」5月4日は「みどりの日」という現在の形に変わっています。

5月の星座

おうし座

4月20日~5月20日の誕生星座。
狩人オリオンに襲いかかる牡牛の姿をした冬の星座。おうし座で最も明るい1等星アルデバランは、牡牛の右目にあたる星で、英語ではBull’s Eye(ブルズ・アイ:牡牛の目)とも呼ばれる

5月のくらし

八十八夜

立春から数えて88日目にあたる日のこと。「八十八夜の別れ霜」という言葉があり、このあとは霜の心配がなく、農家では茶摘みや苗代づくりに精を出します。

立夏(りっか)

二十四節気の一つで、5月6日頃。「夏が立つ」と書くように、夏の兆しが見え始める頃という意味で、陽気も増し夏の気配を感じる時期です。

小満(しょうまん)

二十四節気の一つで、5月21日頃。「小満」とは、草木が成長して天地に満ち始める頃という意味。太陽の光を浴び、あらゆる生命がすくすく成長していく季節です。

狐の嫁入り

晴れているのに急に雨が降ること。「狐に化かされている」という意味でこう呼ばれるようになったという説や、天気雨のときには狐の嫁入りがあるという俗信が由来だという説も。

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