成長期を支える栄養の宝庫
巷でよく聞くスーパーフード。
美容に敏感な女性向けの食品だというイメージがありますが、実は成長期にこそおすすめの食材であることをご存じですか?
『スーパーフード』という名前だけが一人歩きしていて、そもそもどのような食品なのか知らないという方も多いと思います。
一般社団法人日本スーパーフード協会では、下記のように定義づけられています。
- 栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。
あるいは、一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれている食品であること。 - 一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
スーパーフードの最大のメリットは栄養を効率よく補えること。
少食や偏食などで普段の食事から十分な栄養を摂ることが難しい子どもにとって心強い味方となってくれます。
そんなスーパーフードの中でも、特に子どもの成長期に適した4つの食材をご紹介します。
クコの実
杏仁豆腐の上にちょこんと乗せられていることが多いクコの実には、「発育のビタミン」とも呼ばれるビタミンB2がたっぷり。
その名の通り、身体の発育を促す働きがあるので、成長期の子どもには欠かせないビタミンです。
カムカム
レモンの約60倍のビタミンCを含有し、果物でナンバーワンとも言われているカムカム。
ビタミンCには免疫力を上げる働きがあり、ウイルスと戦う白血球の動きを活発にし感染を防ぐ作用があると言われています。
ハトムギ
精米に比べて2倍以上ものタンパク質を含み、その他にも良質な脂質やカルシウム、鉄、ビタミンB群などを一気に取り入れることができます。
さらに、アトピーや食物アレルギーなどを抑制する効果もあり、つらい症状からこどもを守ってくれます。
アロエエキス
4千年ほど前から薬として親しまれていたほど万能なスーパーフード。
アロエには免疫力を調整する作用や、善玉菌の餌となって腸の働きを良くする作用があることから、乱れがちな子どもの調子を整えてくれるとされています。
また、タンパク質と結合することでのどや鼻の粘膜を保って外部からのウイルス侵入を防ぐ作用が期待できます。
サプリで手軽に補うことも!
スーパーフードは、想像よりずっと身近な存在です。
サプリなどでも手軽に補えるようになってきました。
成長期の子どもには普段の食事以外からも栄養素を補うことが重要です。
健やかな成長のためにも、ぜひ取り入れてみてください。