会報誌

親子で季節を楽しもう! ~1月~

 

1月は年が明けて最初の月であり、背筋が伸びるような新鮮な気持ちを感じられる季節です。「一年の計は元旦にあり」という言葉通り、さまざまな目標を掲げ直したり、新しいことにチャレンジしたりするのに最適なタイミングでもあります。今年は、年末年始のお休みで最大9連休になる方も多いとか。この長いお休みを生かして、家族でのんびり過ごしつつ、新たな年をどんな一年にしたいか、思いを巡らせたり語り合ったりするのもよいですね。

1月の自然

せり

春の七草にも数えられるせりは、数少ない日本原産の野菜の一つ。シャキシャキした食感が爽やかで、独特の香り成分には、胃を丈夫にしたり、解熱・解毒作用があるとされています。

みのむし

木の葉や小枝で作った巣の中に住む、ミノガの幼虫。春にさなぎとなり、初夏に成虫になります。ガとなってミノから飛び出すのはオスだけで、メスはミノの中で一生を過ごします。

みかん

皮をむきやすい小型のかんきつ類の総称。日本では「温州みかん」を指すのが一般的です。日本の冬を代表する果実で、疲労回復や風邪の予防などに必要なビタミンの宝庫です。

しもばしら

冬季に土中の水分が地表にしみ出て凍結してできる、細い氷柱の集まりのこと。冬の朝、あぜ道などのやわらかい土の表面にでき、その上を歩くとザクザクと心地よい音がします。

1月の行事

お正月

どんな行事なの?
門松やしめ飾り、かがみ餅などを飾って、おせち料理やお雑煮を食べながら一年の幸せと健康を祈ります。初日の出を拝んだり、初詣をしたり、お年玉を配ったりして過ごします。

どうやって始まったの?
お正月はもともと、新しい年をもたらす「年神」という神様を迎える行事でした。年神は豊作をもたらす穀物の神であると同時に、祖先の霊であると考えられており、毎年正月に子孫のもとを訪れて、その年の豊作と子孫の繁栄を約束してくれるものとされていました。

まめ知識
お正月には、昔から伝わる遊びがたくさんあります。室内では、さいころを振ってコマを進める「すごろく」、目隠しをして顔を作る「福笑い」、言葉に合った札を取り合う「かるた」、屋外では「凧あげ」「コマ回し」「羽つき」など、家族でチャレンジしてみても楽しいですね。

1月の記念日

消防出初式(1月6日)

毎年1月6日には、消防の仕事始めの儀式である「出初式(でぞめしき)」が各地で行われます。ズラリと並ぶ消防車の行進、一斉放水、はしご乗りなど、普段見ることのないシーンを間近で見られるとあって、毎年多くの人でにぎわいます。

国旗制定記念日(1月27日)

1870年の旧暦1月27日に、明治政府が日の丸を国旗とする太政官布告の商船規則により、国旗のデザインと規格を示したことから、国を象徴する国旗の正しい理解と普及を目的に、一般社団法人国旗協会によって制定されました。

1月の誕生石

ガーネット

「ガーネット」は、果物の「ザクロ」という意味を持つ中世のラテン語「granatus(グラナタス)」に由来し、その名の通り熟したザクロのような色合いが特徴。その色合いから「情熱」、ザクロの実から「実り」「生命力」などを象徴する、歴史上最も古い宝石の一つです。