新しい年を迎え、凛とした清々しい空気に包まれる1月。おせち料理やお雑煮をたくさん食べ、ゆっくり休んでお正月太りしてしまったという方も多いかもしれませんね。お正月には「初」のつくイベントが盛りだくさん。寒さの厳しい時期ではありますが、頑張って早起きして初日の出を見たり、初詣に出かけたりするのも楽しそうです。また、家族でどんな初夢を見たか語り合ったり、書初めにチャレンジしてみたりするのもいいですね。
1月の歌
おしょうがつ(作詞 東くめ/作曲 滝廉太郎)
もう いくつ ねると おしょうがつ
おしょうがつには たこ あげて
こまを まわして あそびましょう
はやく こい こい おしょうがつ
1月の行事
お正月
お正月は、新しい年をもたらす「年神」という神様を迎える行事です。年神は田を守り、豊作をもたらす穀物の神であると同時に、亡くなった祖先の霊だと考えられていました。かつては各家庭にそれぞれの祝い方がありましたが、時代の流れと共にさまざまな儀式が簡略化され、正月の祝い方も変わってきています。とはいえ、現在でも元旦に「あけましておめでとうございます」とあいさつし、おせち料理やお雑煮で新年を祝う光景が全国で見られます。また、正月の遊びには、昔から伝わる伝統的なものがたくさんあります。室内ではすごろく・福笑い・かるた、屋外では凧揚げ・羽根つき・こま回しなど、家族でチャレンジしてみるのも楽しいですね。
成人の日
成人の日は、「国民の祝日」の一つで、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝い、励ます」ことを趣旨としています。もともとは1月15日と定められていましたが、「ハッピーマンデー制度」導入に伴い、2000年より1月の第2月曜日となりました。そもそも「成人の日」を1月15日としたのは、この日が「小正月(こしょうがつ)」であり、奈良時代以降の日本において男子が成人になったことを示す儀式「元服の儀」が小正月に行われていたことによると言われています。この日には、各市町村で新成人を招いて「成人式」が行われます。ただし、豪雪の影響などを考慮して、時期をずらして行われる地域もあります。
1月の自然
寒さ本番の1月には、様々な種類の雪や氷を見ることができるかもしれません。雨や雪の雫が棒状に凍った「つらら」、霧が冷えて木の枝などに凍り付いた「樹氷」、寒い日に草や土につく小さな氷の粒「霜」、土の中の水が凍ってできる「霜柱」など、探しながらお散歩してみてはいかがでしょうか?
春の七草
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)のことで、1月7日におかゆに入れて食べると病気をしないと言われている。
すいせん
早春に白と黄色のラッパのような形の花を咲かせる。可憐な容姿と独特の芳香をもち、古くから日本のみならず世界中で親しまれている。
みかん
冬においしい、オレンジ色の甘酸っぱいくだもの。冬の風物詩の一つであり、疲労回復や冷え・風邪予防にも良いとされる。
つらら
屋根に積もった雪の一部が解けて軒先に流れ出し、再び凍って氷柱状になったもの。成長して何メートルもの長さになることも。